女性の病気

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女性の病気

    
女性特有の病気って、いろいろと思いつきますが、
みなさんはどの程度自分の体を
把握していますか?
産む性である女性だからこそ、体のこと
考えてみませんか。
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ytnmyt-myt-mama@cnc.jp

女性外来という言葉、最近よく耳にしますね。
聞いたことはありますか?
 
女性外来とは、初診にたっぷりと時間をかけて、その人がかかえて
いる症状の背景に、どんな問題があるのかを明らかにして、
その根底にある原因を解決することで、症状の改善を目的とした
女性のための窓口です。

 これまでの医療は、生殖器と乳房を除けば、女性の臨床研究の
データーはほとんどなく、男性で得られた臨床研究の結果をもと
にして「小さな男性」として扱われてきたんですよ。
なんてこった〜ですよね。

 これまで多くの女性が「納得がいかない、何かおかしい、もっと
よい医療サービスがあるのではなかろうか?」と感じていた部分が
医療・医学の進歩とともに、ようやく改善され始めたのです。

 多くの女性外来は、女性医師が担当していますが、一部施設に
よっては男性が担当していることもありますし、相談のみのところ
もあるようです。そのほとんどが予約制で、予約から診察までの
期間が、数ヶ月かかることも多いようです。
まだまだ需要に追いついていないのが現状のようですね。

             

 性差を考慮した女性医療の特徴は、ライフサイクルに伴い変化する
女性ホルモンの影響を考慮している点です。

生活におけるイベントの変化〜独身女性から結婚・出産・子育て
閉経・介護など〜をも、念頭においた、心と体両方をみる総合医療
を提供する、ということが一番大きな目的だからです。
 
そのため、女性外来を担当する医師は、自分の専門分野以外に
総合的な能力を磨く必要があり、広い範囲での勉強を重ねなければ
いけないので、たしかに大変ですよね。

 だからこそ、私たち患者になりうる立場のものは、頼るばかり
の姿勢から「健康生活をおくるための意識」をきちんともって、
正しい医療情報を医師と共有するということが、大切になってくる
と思います。自分自身の体をきちんと理解して、わかってあげて、
SOSにはすぐに答えてあげる!という自分自身への思いやりを
忘れずにいたいですね。

 
(1)まず自分のからだをきちんと知ろう

 みなさんは、自分のからだのことどのくらい知っていますか?
知っているようで知らない体のことを少し考えてみたいと思います。
女性は「産める」からだであるという自覚、きちんとありますか?

男性とはつくりも機能もまった く違う私たちのからだ・・・。
自分の基礎体温が何度で、月経周期は何日で、脈拍はいくつで、
おりものが増えるのはどんなとき? 意外に「よくわからない〜」
という人多いのではないでしょうか?

 ぜひ、自分のからだに興味をもって様々な部位をじっくり見て
ほしいと思います。いろいろな気づきが始まれば、もっと知りたい
もっと見たい、という欲求が膨らんでくるはずですよ。
そしたらきっとからだもそれに応えてたくさんのことを教えて
くれるはずです。

      

 一番初めに外性器から! どうして??ですって?
 なぜって、そこが妊娠や出産に大切な役割をはたす、女性にとっ
て何より大切な部位だからですよ。

 何より大切なことろなのに、口にするのも恥ずかしい、ましてや
触ったり見たりするなんて!と思いますか?
 かゆみや痛みがないか、腫れてないかなどを知るだけでひとつの
健康チェックになるんですよ。
 
 外性器が「秘密の場所」みたいにいわれるのは、セックスが即座
にイメージされるからですね。

 でも、セックスも人間にとってはとても大切な、かつ自然な営み
であることを考えれば、「秘密」どころか、むしろきちんと知って
おくべきだと思いませんか?
 
 セックスは恥ずかしいことでも、秘め事でもありません。
もっとも純粋な愛に満ちた行為、人間にあたえられた究極の喜びの
ひとつです。外性器をふくめ、内性器も体の中のどの臓器も、すべ
ての細胞に感謝して、どうか自分のからだを大切に愛してケアして
あげてほしいと思います。
 
 
(2)女性特有の月経について
  
 女性ホルモンによる一定のリズム、月経→終わり→次の月経
というサイクルを生理的周期といいますが、一般に月経後2週間
程度(卵胞気)は、卵胞ホルモンの影響で代謝もよく気分も前向き
で、やる気や集中力もアップします。
 
 一方、月経前一週間程度(黄体期)は心身の働きはペースダウン、
むくみやにきび、イライラなど の月経前緊張症といわれる様々な
症状がでやすくなります。勉強や仕事の能率が落ちる人もいるで
しょう。
 月経期の体調はかなり個人差がありますよね。
 月経時のからだの変調は誰でも一応自覚できますが、それ以外の
ときに内性器で何が起こっているかは、普段なかなかわかりません
よね。

 不正出血ではじめて「何かある!」と気づかされ、気づいたときは
すでに時遅し・・・なんてことも。そんな悲しい結末に見舞われない
ように、まず自分のからだについて正しい知識をもつこと、そして
からだのサインに敏感になること、これが健康な生活を送るための
もっとも大切なルールなのです。
 
 
(3)ホルモンのはたらきについて

 ホルモンってどんなものかわかりますか?簡単に言えば
「からだの中の様々な細胞や器官がうまく機能し働くための情報を
伝えるメディア」のようなものです。ストレスにも敏感に反応し、
成長、成 熟、食欲、睡眠、性欲、食欲などもコントロールしてく
れます。

 ホルモンは私たちの心身のベストコンディションを維持するために
働くもので、40種類ほどあります。体内の様々な場所で働くために
「体内オーケストラ」なんていわれたりもします。

 ホルモンは薬物と違い、100万分の1から何十億分の1mgという
微小な単位ではたらき、そのバランスがくずれると、肌が荒れる、
疲れやすいなど心身ともに影響があらわれてしまうほど、デリケー
トな物質なのです。

 たとえば、副腎皮質からはアドレナリン、膵臓からはインスリン、
視床下部からは成長ホルモン放 出ホルモン、卵巣からは黄体ホル
モンと卵胞ホルモン、下垂体からは卵胞刺激ホルモンなどなど。

 また、黄体ホルモンなら子宮に、卵胞刺激ホルモンなら卵胞にと、
作用する臓器が決まっているのもホルモンの特徴です。

 このように様々な働きや特徴を持ったホルモンは、女性のライフ
サイクルに影響を多々与えています。卵胞ホルモンの分泌が盛んな
時期は女らしい体つきになり、黄体ホルモンは妊娠に必要な環境を
整えるという具合です。

 更年期になると、卵胞ホルモンの分泌が低下して、いわゆる更年
期障害という様々な症状が出たり、心身のバランスが崩れやすく
なります。
 
 ほとんどの女性は12歳前後に初めての月経をむかえ、50歳
前後に閉経を迎えるまで、ほぼ40年月経とお付き合いすることに
なります。

 私も昔は「めんどくさいな〜なければいいのに・・・」と何度
思ったことでしょう。でも、月経が無かったり周期が不規則という
ことは、何らかの病気が隠れているかもしれないのです。
月経は女性の健康のバロメーターといえますよね。
自分の月経サイクルや症状をよく知って、対処法を考えて、上手
につきあっていきたいものですね。

 
(4)女性のライフサイクルについて  

 年齢を重ねると人のからだは劇的に変化します。
とくに女性ホルモンの分泌量や作用が大きな影響を与えている
ようです。
次の6つのステージの特徴と、気をつけたい症状をまとめてみま
した。

 ★幼年期(0〜8歳頃まで)
 この時期、女性ホルモンは眠ったままですが、卵巣の中では
すでに数百万個の卵子のもとになる原始卵胞が出番をまっている
のです。外性器に性の特徴が出始めます。第一次性徴といいます。
    
 ★思春期(8〜18歳頃まで)
 女性ホルモンが少しずつ分泌され、皮下脂肪がふえて、からだ
がふっくらと丸みを帯びた女性らしいつくりになります。
精神的にも成長する多感な年齢で、11歳〜14歳ころには初潮を
むかえ、15〜18歳頃には排卵や月経が安定してきます。
妊娠出産が可能なからだになります。これを第二次性徴といいます。
 ・月経やおりものの異常 膣炎 摂食障害 過換気症候群など

 ★成熟期(18〜40代半ばまで)
 女性としてのからだの機能も成熟し、女性ホルモンの分泌も順調
になり、心身ともにもっとも安定した時期です。
女性らしい魅力あふれる外見と容姿、仕事や恋愛、結婚、妊娠、
出産、子育てなどに積極的にかかわれる時期でもあります。
人生の中で最高に充実した時期であるとも言われています。
しかし完璧主義はからだのバランスを崩すもと!
自分のからだのサインに耳を傾けることが大切な時期です。
 ・性感染症 子宮内膜症 子宮筋腫 子宮頸がん 乳がん
  卵巣がん 不妊症 育児ノイローゼ 妊娠出産にともなう
  トラブルとマタニティブルーなど

 ★更年期(40代半ば〜50代後半)
 卵巣の働きが徐々におとろえ、女性ホルモンの分泌量が少なく
なります。更年期障害といわれる症状があらわれ、月経周期が乱れ
排卵月経が止まります。更年期に入る時期はかなり個人差があり
ます。
 ・更年期障害 自律神経失調症 生活習慣病 子宮体がんなど

 ★老年期(60歳頃〜)
 からだは老いてゆき、病気にかかりやすくなります。
女性ホルモンの分泌は完全に停止し、性器や卵巣も萎縮します。
骨や筋肉もおとろえてからだは小さく丸みを失っていきます。
しかし脳や神経はさほど急激に衰えるわけではありませんから、
判断力や想像力などは努力次第でより輝きを増すこともあります。 
 ・骨粗しょう症 老人性膣炎 外陰掻痒症など 
 
 
(5)婦人科の検診・検査について
  
 現代女性は昔と比べて妊娠や出産回数が減るなど、ライフスタ
イルが変化し女性が注意すべき病気の種類も変わりつつあるといわ
れています。
 
 最近とくに増加傾向にある乳がんは要注意!乳がん患者数は
およそ年間35000人もいるそうです
(篠原出版新社「がん・統計白書ー罹患/死亡/予後2004」より)

 20歳を過ぎたら乳がんの自己検診が必要ですし、早期に発見でき
れば治癒率の高いがですから、定期健診を受けることが本当に大切
なんです。
 
 なぜ、乳がん患者が増えているのでしょうか?
乳がんの発症は女性特有のホルモンと深い関係があるようです。
卵胞ホルモンは初経とともに女性のからだに分泌されるようになり、
閉経までの間、月経のたびに卵胞ホルモンを中心としたホルモンが
周期的に分泌されているのです。
 
 しかし、何らかの原因でホルモンバランスが崩れ、卵胞ホルモンが
過剰になると、乳腺の上皮細胞が異常に増殖して乳がんの発生が
うながされてしまうそうです。

 原因の一つに、ホルモン剤を多量に摂取している牛のお乳(牛乳)
だったり、やはりホルモン剤を多量に摂取している家畜の肉だった
り・・・。

 つまり月経がある期間が長ければ長いほど、そのリスクが大きく
なるのです。早い初経、遅い閉経、未婚や未産、高齢初産などは
乳がんリスクを高めるといわれています。
 ちなみに男性の乳がん患者は全体の1〜2%とごくごくまれです。

 よい婦人科を選び、「かかりつけ」の病院にすることはとても
大切ですね。相性のいい婦人科が見つかれば、友人や家族にも相談
しずらい不妊症、性感染症、更年期障害などのほか避妊法や
セックスについてなど、具体的な症状がなくても気軽に相談できる
場合もあります。婦人科の良し悪しを見定めるのは大変難しいこと
ですが、最近はネットや口コミなどの情報もたくさんありますから
自分にあう婦人科を探してみてくださいね。

 
婦人科選びのチェックポイントをご紹介しますね

1・立地条件や診察時間が便利で通院しやすいかどうかは重要。
2・スタッフの対応、女性医師の数を確認するために、一度電話
  してみるといいですよ。電話の対応って結構その医院の雰囲気
  を伝えてくれるものです。 
3・院内の清潔さ、設備の状態。チェックすべきは新しさよりも
  清潔さやプライバシーが守られているかどうか、
  これ重要ですね。
4・口コミ情報などネットや身近な人の意見も参考にしましょう。
5・診断や治療の技術は病院ランキングや治療成績
 (大きな病院の場合ですが)参考になります。

 ところで、産婦人科と婦人科ってどう違うのかご存知ですか?
 産婦人科は「産科」と「婦人科」をあわせたところ。
「産科」は妊娠や分娩専門で妊婦と胎児を見るところです。

 婦人科は、妊娠以外の女性特有の病気やホルモンに関する病気,
月経異常などを治療するところで、不妊症や更年期障害の悩み、
閉経後のホルモンの補充、ピルの処方や月経日をずらすなどの
相談にものってくれます。

 産婦人科は、産科と婦人科両方を兼ね備えたところというわけ
ですね。

             

 などなど・・・女性のからだについて、私の知りうる範囲のこと
をつらつらと書き連ねましたが、何はともあれ健康が一番です!

自分のからだは自分で守る、という意識をもって、愛情をもって
からだを大切にしていただきたいと思います。

24時間年中無休無報酬で文句も言わずに働いてくれている、
世界にたった一つの自分のからだ・・・

世界中の人がこの当たり前の事実に気づき、そしてお互いに命を
宿すものとしてとても大切なものなのだ、ということを理解して
くれますように・・・

 そしたら、お互いを傷つけあったり殺しあったりするような争いは
なくなるはず、ですよね!  

 
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